わたしのストーカー体験記

ごくごくフツーのOLが、ストーカー被害にあい警察のお世話になるまでを記録したブログです。

ストーカー体験記

床に置かれたサンドイッチ

前回の記事 ひとり部屋に残された私は、立ち上がる気力もなく床にへたりこんだままだった。 Bはどこに行ったのだろう。 少しして、駐車場からBの車のエンジン音が聞こえ、遠ざかっていった。 どうやら車で出かけたようだ。 昼をとっくに過ぎているので、何か…

床に土下座するわたし

前回の記事 何時間も床に正座してBの口撃を受け続ける私。 Bからの人格否定攻撃に受け身を取るのも限界になってきた。 昨晩から怒鳴られ続け、HPはとっくにゼロである。 そして恐ろしいことに、Bの怒りはまだまだ収まりそうにないのである。 もはや何で怒ら…

“洗脳”という名のお説教③

前回の記事 Bは相変わらずむすっとした表情のまま、ふたたびベッドにどかっと寝そべった。 わたしはどうしてよいのか分からず、とりあえず床に正座をしていた。 Bが口を開く。 「…僕は本当に残念だ」 …驚いたことに、説教はまだ終わっていなかったのだ! 昨…

“洗脳”という名のお説教②

前回の記事 翌朝。 ぼんやりした頭で目覚めると、Bはまだベッドに横になっていた(Bは大人にしては異様なロングスリーパーで、平日でも昼過ぎまで寝ていることが多々あった)。 幸か不幸かその日は休みであった。Bと1日中向き合わなくてはいけない。 顔を洗い…

“洗脳”という名のお説教①

※前回の記事からかなり時間が空いてしまい、申し訳ありません。 こちらの記事の続きになります Bの説教攻撃を受けているうちに、時計の針は深夜をとっくに過ぎていた。夜の22時くらいから始まったから、かれこれ4時間強続いている。もちろんその間は飲まず…

何時間も続くお説教

前回記事 やっとBから連絡が来た私は、心の底から安堵していた。 その日も仕事は忙しかったが、なんとか終わらせて早めに会社を出た。 緊張しながらBの車に向かう。 車のドアを開けても、Bは私の方を見ずに無表情で前を見ていた。 Bはまだ怒っている。 胃が…

だんまりのB

前回記事 Bに暴言を吐いた次の日、私は青い顔をしながら携帯の画面を見つめていた。 Bに何回も電話しても繋がらない。 メールも返信なし。 どんなに謝っても反応が無い。 気が気ではなかったが、取り敢えず会社に行かなくては。 仕事中も携帯を何回も見るが…

Bがキレた日

Bとの日々でストレスを溜めていた私は、飲むお酒の量が次第に増えていった。 普段はBに、メールと電話で拘束されているので、お酒を飲むのは仕事の飲み会、友達との食事になる。 友達との食事だから今日は遅い、と言えば、相手が誰だろうと女子会だろうと俺…

「僕はどんな人と結婚するのかな」

前回記事 息を切らしてBの車に乗り込むと、Bは無表情のまま車を走らせた。 「今日は家に来れるでしょ」と、私の返事を聞かずに夜の道を行く。 この頃、私の会社の近くまでBが迎えに来ることが多くなり、そのままBの家に直帰するので、私はほぼ自宅に帰らなく…

Bとの日々②

Bの束縛は次第にエスカレートしていった。 当時、編集部のイベントで、どうしても帰りが深夜になってしまう仕事があった。 電車も無いため、家までタクシーで帰っていたのだが、そのイベント中にBから何度も着信があった。 流石に折り返せないため、コソコソ…

Bとの日々

Bと付き合うことになった。 Bは毎日、マメすぎるほどマメに連絡してきた。 昼夜問わず、メール(※当時はLINEがまだ浸透してなかったのです)は1日何十件、電話も何件もかかってくる。 前述した通り、当時私は編集部で働いていた。 編集者といえば、 ・帰れ…

すぐにでも結婚したい

Bからの告白を受けて、私はどう思ったかというと、正直とても面食らっていた。 前述したように、この頃の私は物事を全て人のせいにしているただのクソ野郎である。 そのせいで恋人にも愛想を尽かされた。 容姿も特に美しいわけでも無いし、ついでに貯金も無…

「付き合ってください」

Bに誘われて、その後も何度か食事に行った。 食事代は全てBが出してくれ、遅くなったので帰ろうとすると車で送ってくれた。 当時私は友人とルームシェアをしており、1つの部屋を3人で借りていた。 住所を聞かれたので、若干の不安はあったが、その頃はすっ…

Bの誘い

取材以降、何度か電話でBと仕事のやり取りをした。 何度目かの電話で、Bは「この辺でよく仲間と飲んでいるので、良かったらまり(※私です)さんもご一緒しませんか!?」と誘って来た。 私は食事の誘いが社交辞令では無かったのだと分かり、驚く反面少し嬉し…

元彼〝B〟との出会い その2

Bとのファーストコンタクト 自身のジムを取材場所に指定したBは、取材当日、我々取材班を快く迎えてくれた。 「初めまして!」 とニッコリし、スタッフとそれぞれガッチリと握手を交わすBは、雑誌の記事で目にしたちょっと怖いイメージと違い、爽やかなスポ…

元彼〝B〟との出会い その1

アラフォーに脚を突っ込んで久しい私だが、20代の頃は小さな出版社の編集部で働いていた。 その頃は、今振り返っても人生の中でも最も荒れていた時期だった。 結婚の約束をした恋人との別れ。 思うように進まない仕事と伸びないキャリア。 将来への漠然とし…