何時間も続くお説教
やっとBから連絡が来た私は、心の底から安堵していた。
その日も仕事は忙しかったが、なんとか終わらせて早めに会社を出た。
緊張しながらBの車に向かう。
車のドアを開けても、Bは私の方を見ずに無表情で前を見ていた。
Bはまだ怒っている。
胃がキリキリと痛むのを感じたが、暴言を吐いてしまったのは自分だ。
Bは何も言わず、自分の家まで車を走らせた。
家に着き、Bは無言で自分の寝室へ向かった。
ベッドにどかっと寝そべり、床に座っている私の方を向いて
「で?」
と言った。
…で??
私は混乱したが、取り敢えず直接謝らなければと判断し、「…この前は本当にごめんなさい」と謝った。
Bは、氷のような表情を変えず
「君はおかしい。何かの病気なんじゃ無いか。普通はあんな事をしない、僕は本当に残念だ」と淡々と語り出した。
Bは、私がいかにダメな人間で、間違った行為をしたかを延々と語り出した。
深夜になっても、お説教はまだ続いた。
その間、Bはベッドの上に寝そべり、私はトイレにも行かず、食事や水分も取らず冷たい床の上に座っていた。
Bと付き合って3ヶ月ほどがすぎ、季節は冬になっていた。
疲労でだんだん意識が朦朧として来たが、ここで言い返してはいけない。
眠ってもいけない。
ぼんやりする意識の中で、私はただひたすら、私を罵倒するBの声を聞いていた。