だんまりのB
Bに暴言を吐いた次の日、私は青い顔をしながら携帯の画面を見つめていた。
Bに何回も電話しても繋がらない。
メールも返信なし。
どんなに謝っても反応が無い。
気が気ではなかったが、取り敢えず会社に行かなくては。
仕事中も携帯を何回も見るが、Bからの連絡は無かった。
とんでも無い事をした、という実感がだんだん湧いて来た。
あんなに頻繁に連絡をして来たのに、一切返信が無い。
その日の夜、やっとメールが来た。
君には失望した、というような事が書いてあったと思う。
私は大慌てで謝罪のメールを送った。返信は無く、何時間か後になり、もうやっていけない、失望した、という内容のメールが来た。
私はありとあらゆる謝り方で謝った。
どれだけ自分が反省しているか、ひどい事をしたかを綴り、許してもらえなくてもしょうがないというようなメールを送った。
だんだん返信の数が多くなったが、いずれも私がいかに間違っているか、最低な行動をしたかを淡々と責める内容だった。
私はひたすら謝り続けた。自分は最低の人間で、生きている価値も無い、くらいのことも書いた気がする。
謝り続けて、気づけば明け方になっていた。
Bは、「明日の夜に迎えに行く」と短いメールを送って来た。